アンヨンハセヨ 兼若です。
「食に文化あり」クイズ 第7回
夏に飲食店に入ってすぐ、「물 좀 주세요. (直訳:お水ください)」といいました。次のうち、最も出てくる可能性の高いものはどれでしょうか。
① 冷麺の汁を冷やしたもの。
② 冷たい普通の水。
③ トウモロコシ茶を冷やしたもの。
④ 冷やした緑茶。
暑い日に飲食店で冷たい飲み物がでると手で持つときにも冷たくて気持ちよく、また口に入れると涼しい風が吹くようで、その涼しさが食堂を通っていく感じも格別です。
なにも言わなくて、普通はまずお冷が出てきますが、一杯飲み干した後、もう一杯飲みたいときには「물 좀 주세요.(直訳:お水ください)」と言いましょう。
こういうと、初めにでてきたものが普通はでてきます。冷やした麦茶が初めにだされると、「물 좀 주세요.(直訳:お水ください)」といえば、同じ麦茶がでてきます。また、「生水(センスー:ミネラルウォーター)」がでてくる場合もあります。
①の「冷麺の汁を冷やしたもの」が出てくることはありません。
②の普通の水の場合もあまりありません。
「生水(センスー)」や一度沸かした水を冷やしたものを、テーブルの上に置いてあるお店もあります。
④の「冷やした緑茶」が一般の飲食店ででることはありませんので、今回の正解は③の「トウモロコシ茶を冷やしたもの」にしたいと思います。私の経験からは、これが一番多いようです。
また、韓国では緑茶は一般化していません。値段もかなり張りますし、使用器具などにも神経を使います。
薬を飲むなどの理由で「お水」がほしい場合は「맹물(メンムル:真水) 주세요.」「그냥 물(ただの水) 주세요」のように言います。