ナレーター:詩には風景があります。それぞれの詩にどんな風景があるのか想像してみると、その詩の姿がはっきりと浮かび上がってまいります。今回のハングルの詩はどんな風景のどんな詩なのでしょうか。
独断と偏見でお馴染みの歌樽先生が詩のある風景の現場にすでに到着なさっているようです。では、現地の詩子アナウンサーを呼んでみましょう。詩子アナ、現地の模様はいかがでしょうか。
https://blog.naver.com/sandcastle44/30112922712
詩子アナ:はい、こちら詩子です。現地にはいろんな花が咲いています。子供達も多いですね。新芽の香りに満ち満ちています。歌樽先生に伺ってみましょう。今回の詩のキーとなるハングルはずばり何でしょうか。
歌樽先生:ずばーり、、、難しいですね。
詩子アナ:その難しいところを何とか「ずばーり」お願いします。
歌樽先生:「설다 해도」でしょうかね。
詩子アナ:ずばーり、「설다 해도」、いただきました!
さて、今回の詩のキーハングル「설다 해도」の入った詩とはどんな詩でしょうか。まず詩のタイトルから見ておきましょう。
詩子アナ:金素月の詩集『진달래꽃』の中の「樹芽(수아):木の芽」ですね。歌はないのですか。
歌樽先生:歌はないようですね。
詩子アナ:それは残念ですね。
歌樽先生:曲を付けて歌うということはできますよ。
詩子アナ:そういう方法がありましたか。あっ!あそこで子供達が歌を歌ってますね。何の歌ですか。
歌樽先生:「봄이 왔어요(春が来た)」という歌ですね。同じタイトルの歌が幾つもあるようですが。
http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=josun797&logNo=220952677507
詩子アナ:どんどん勢いよく春になっていくような歌ですね。
歌樽先生:同じタイトルの別の歌の「봄이 왔어요」を聞いてみましょう。
http://tip.daum.net/question/103593545
詩子アナ:これも勢いのある歌ですね。このあたりは春の芽の香りで満ちていますね。
歌樽先生:樹木の多い公園ですね。では詩を見てみましょう。
詩子アナ:はい。読んでみます。
설다 해도
웬만한, 봄이 아니어,
나무도 가지마다 눈을 텄어라!
歌樽先生:読んだ感じはどうですか?
詩子アナ:リズムがいいような気がしますが。
歌樽先生:では、そのあたりを考えてみましょう。
詩子アナ:どのように考えればいいのでしょうか。
歌樽先生:何かのメロディーで歌ってみるのもいいかもしれませんね。
詩子アナ:では、童謡でやってみます。
설다 ~ 해도 ♪ ~ 웬만한 ~ ♪
歌樽先生:何の歌かよくわかりませんが、、
詩子アナ:「春が来た」で歌ってみましたが。
歌樽先生:初めの3行はなんとか行けそうですが、4行目はちょっと無理がありますね。
詩子アナ:歌ってみると、その通りですね。このあたりで、強力なヒントなどあれば嬉しいのですが。
歌樽先生:知っている歌かどうか分かりませんが、唱歌でヒントを出しましょう。
第1問:詩が歌のリズムに合っているのは次のどれでしょうか。
1)春の小川 2)花 3)鳩ぽっぽ 4)埴生(はにゅう)の宿
詩子アナ:ぜんぶ「は」ではじまる歌ですね。
歌樽先生:さっきは「春が来た」という歌でしたから、「は」のつくタイトルで考えてみましたが。