ハングルの詩のある風景

수아 樹芽(木の芽) 第9回

歌樽先生:これは「山有花」の詩でやってみましたね。

詩子アナ:そういえば、表を作った記憶がありますが。

歌樽先生:ではそんな感じで整理してみましょう。

詩子アナ:分かち書きをしてから見てみます。

아츰도 몰으고 설잠을 자노라면

        귀ㅅ가에서 지저기는 새소리

            어제ㅅ밤 뒤설닌 바람비에

        꽃 입사귀는 얼마나 떨엿노 

{꽃:原文(ㅅ+ㄱ+ㅗ+ㅅ) 
 떨:原文(ㅅ+ㄷ+ㅓ+ㄹ)}

11問:行ごとの頭音と脚音の陰陽と五行を整理してみます。

   陰陽五行
 頭音脚音頭音脚音
第1行아:陽면:陰아:土면のㄴ:火
第2行귀:陰리:陰귀:木리:火
第3行어:陰에:陰어:土에:土
第4行꽃:陽노:陽꽃:木노:火
特徴2陽2陰1陽3陰2土2木1土3火

 

「陰陽」は頭音が「2陽2陰」で2種2同、脚音が「1陽3陰」で2種3同、「五行」は頭音が「2土2木」で2種2同、脚音が「1土3火」で2種3同です。「리」は「非陽」ということで、「陰」としました。

歌樽先生:なるほど。久しぶりに表らしいものを見ましたね。この表では現れていませんが、実はある秘密があるんです。その秘密を遠くから見ておきましょう。

詩子アナ:「遠くから」がヒントのようですね。

歌樽先生:ポイントが分かったようですから、ここで問題を出してみましょう。

12問:金素月が「春暁」をハングル訳するときの方針の結果が最もよく現れているのは次のうちどれでしょうか。

1) カ行音 2) サ行音 3) マ行音  4) ア・ヤ行音

詩子アナ:さっきの表では十分ではなかったようですね。「遠くから」がヒントだとすると、今回の「遠回り」もヒントのようですから、ここに秘密のポイントがあるようですね。でも、この先が思いやられます。

歌樽先生:「千里の道も一歩から」といいますね。

詩子アナ:こつこつとやって行くのが大切なことのようですね。では、こつこつと。

歌樽先生:「こつこつと」で思い出しましたが、「キロキロとヘクトデカけたメートルがデシに追われてセンチミリミリ」という暗唱歌がありましたね。

詩子アナ:単位のような歌ですね。聞いたことがあるようなないような、「あるなし」クイズですか。

歌樽先生:ここは得意な調べ方で調べてみてください。直接は関係ありませんが。

詩子アナ:できれば関係のあるものだけにしていただきたいのですが。

歌樽先生:そうこられると、困りましたね。では「あるなしクイズ」にしましょう。

13問:次の1)にあって、2)にないものは何でしょうか。

1) キロキロ、ヘクト、デカ   2) デシ、センチ、ミリ

詩子アナ:これではもっと遠くなっていくようですが。「こつこつと」はどちらに入りますか。

歌樽先生:「こつこつと」は1)のグループに入ります。

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